\ 最大12%ポイントアップ! /

Djangoアプリケーションの作成方法を解説

※本ページはアフィリエイト広告を利用しています

Web開発の世界では、フレームワークの利用が一般的となっています。その中でもPythonのWebフレームワークであるDjangoは、その強力な機能と柔軟性から多くの開発者に支持されています。

今回の記事では、Djangoを使ったWebアプリケーション開発の基本的な部分、特にsettings.pyの設定やアプリケーションの登録方法、そしてstartappコマンドで生成されるプロジェクトのファイル構造について詳しく解説します。

目次

Djangoのプロジェクトを作成する

Djangoのプロジェクト作成方法は以下の記事で解説しています。あらかじめ作成しておいてください。

Djangoのsettings.py

Djangoのsettings.pyは、Djangoプロジェクトの設定を管理するための重要なファイルです。このファイルには、データベースの設定、インストールされたアプリケーション、ミドルウェア、テンプレート設定、時間帯、言語など、プロジェクト全体に関わる設定が含まれています。

settings.pyの主な機能
  1. DATABASES: これはプロジェクトで使用するデータベースの設定を含む辞書です。デフォルトではSQLiteが設定されていますが、PostgreSQLやMySQLなど他のデータベースに変更することも可能です。
  2. INSTALLED_APPS: このリストには、プロジェクトで使用するDjangoアプリケーションの名前が含まれています。自分で作成したアプリケーションや、サードパーティのアプリケーションを追加することができます。
  3. MIDDLEWARE: これはDjangoがリクエストとレスポンスを処理する際に使用するミドルウェアのリストです。ミドルウェアは、リクエストがビューに到達する前後、またはレスポンスがブラウザに返される前に特定の操作を実行します。
  4. TEMPLATES: これはプロジェクトのテンプレート設定を含む辞書です。テンプレートディレクトリの場所や、使用するテンプレートエンジンなどを設定します。
  5. TIME_ZONE: これはプロジェクトで使用する時間帯を設定します。デフォルトでは’UTC’が設定されています。
  6. LANGUAGE_CODE: これはプロジェクトで使用する言語を設定します。デフォルトでは’en-us’が設定されています。

settings.pyはプロジェクトの設定を一元管理するため、変更する際は注意が必要です。また、セキュリティに関わる設定も含まれているため、公開しないようにしましょう。例えば、SECRET_KEYやデータベースのパスワードなどは、環境変数を使用して外部からアクセスできないようにすることが推奨されています。

アプリケーション(apps)をプロジェクトに登録

Djangoでは、アプリケーション(apps)をプロジェクトに登録することで、そのアプリケーションの機能をプロジェクト全体で利用することができます。アプリケーションの登録は、settings.pyファイル内のINSTALLED_APPS設定を通じて行います。

アプリケーションの作成

Djangoのコマンドラインツールを使用して新しいアプリケーションを作成します。以下のコマンドを実行します。

python manage.py startapp [app_name]

ここで、[app_name]は作成するアプリケーションの名前です。このコマンドを実行すると、アプリケーションのディレクトリが作成され、その中にはmodels.py、views.py、tests.pyなどのファイルが自動的に生成されます。

生成されるプロジェクトファイル

Djangoのstartappコマンドを使用して新しいアプリケーションを作成すると、以下のようなディレクトリとファイルが自動的に生成されます。

app_name/
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── migrations/
│   └── __init__.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
各ファイルの役割
  1. init.py: このファイルはPythonがディレクトリをパッケージとして扱うためのものです。通常は空のままです。
  2. admin.py: このファイルはDjangoの管理サイトでモデルを操作するための設定を記述します。Djangoの管理サイトは強力なツールで、データベースのレコードの追加、変更、削除などをGUIで行うことができます。
  3. apps.py: このファイルはアプリケーションの設定を含みます。通常はデフォルトのままで問題ありません。
  4. migrations/: このディレクトリはデータベースのマイグレーションファイルを格納します。マイグレーションは、モデルの変更をデータベースのスキーマに適用するためのものです。
  5. models.py: このファイルはアプリケーションのデータモデルを定義します。データモデルは、データベースのテーブルとその間の関係を定義します。
  6. tests.py: このファイルはアプリケーションのテストを記述します。Djangoはテスト駆動開発を強く推奨しており、このファイルを使用してモデルやビューのテストを書くことができます。
  7. views.py: このファイルはアプリケーションのビューを定義します。ビューは、ウェブアプリケーションのビジネスロジックを処理し、HTTPレスポンスを生成します。

以上が、Djangoのstartappコマンドで生成される基本的なファイルとディレクトリの構造とその役割です。これらのファイルとディレクトリは、アプリケーションの基本的な機能を提供しますが、必要に応じて追加のファイルやディレクトリを作成することも可能です。

アプリケーションの登録

作成したアプリケーションをプロジェクトに登録します。settings.pyファイルを開き、INSTALLED_APPS設定にアプリケーションの名前を追加します。

INSTALLED_APPS = [
    # 既存のアプリケーション...
    '[app_name]',
]

ここでも、[app_name]は作成したアプリケーションの名前です。このようにしてアプリケーションを登録することで、Djangoはそのアプリケーションのmodels.pyを認識し、データベーススキーマを自動的に生成します。

以上が、Djangoでアプリケーションを作成し、プロジェクトに登録する基本的な手順です。アプリケーションはプロジェクトの一部として機能し、モデル(データベースの構造)、ビュー(ビジネスロジック)、テンプレート(表示ロジック)などを管理します。

まとめ

今回の記事では、Djangoの基本的な設定とアプリケーションの作成・登録方法、そしてプロジェクトのファイル構造について学びました。

これらの知識は、Djangoを使ったWebアプリケーション開発の基礎となります。しかし、Djangoはこれらの基本的な機能だけでなく、多くの高度な機能を提供しています。今後は、これらの基本的な概念を理解した上で、更に深くDjangoの活用方法を習得していきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次