C言語の関数: 初心者向けガイド

2023年7月31日

C言語は、プログラミングの基礎を学ぶのに最適な言語の一つです。この記事では、C言語の中核的な概念である「関数」に焦点を当て、その基本的な使い方や文法を解説します。

関数の基本的な文法

C言語における関数は、特定のタスクを実行するためのコードのまとまりです。関数は以下の構成要素から成り立っています：

関数名: 関数を識別するための名前。
戻り値の型: 関数が返す値のデータ型。何も返さない場合はvoidを使用します。
引数: 関数に渡すことができる変数や値。必要がない場合は省略可能。
関数の本体: 中括弧{ }で囲まれた部分。関数が呼び出されると実行されるコードがここに記述されます。

returnType functionName(parameters) {
    // 関数の本体
    ...
    return value;  // returnTypeがvoidでない場合
}

関数は、先に宣言してから後で定義することができます。また、関数は他の関数から呼び出すことができ、プログラムの構造を整理し、再利用性を高めるのに役立ちます。

作成したCコード

このサンプルプログラムは、C言語で関数を使用して「Hello、C言語!」というメッセージを表示するものです。sayHelloという関数を定義し、その中でメッセージを表示する処理を行っています。メイン関数からこのsayHello関数を呼び出して、メッセージを画面に表示しています。

コード解説

void sayHello(): sayHelloという名前の関数を定義しています。この関数は何も返さない(void)関数です。
printf("Hello、C言語!\n");: 画面に「Hello、C言語!」というメッセージを表示します。
int main(): プログラムのメイン関数です。この関数からプログラムの実行が始まります。sayHello();: 先ほど定義したsayHello関数を呼び出しています。
return 0;: プログラムが正常に終了したことを示すために、0を返しています。

作成した全体のソースコード

#include <stdio.h>

// sayHelloという関数の定義
void sayHello() {
    // 画面にメッセージを表示する
    printf("Hello、C言語!\n");
}

int main() {
    // sayHello関数の呼び出し
    sayHello();
    return 0;
}