PythonでQRコードを生成する方法

2024年2月9日2024年2月28日

QRコードは情報への迅速なアクセスを提供する便利なツールとして広く利用されています。

ウェブサイトへのリンク、オンラインメニュー、イベントの招待状など、さまざまな用途でQRコードが活用されています。

今回は、Pythonを使って特定のURLからQRコードを生成し、それを画像ファイルとして保存する方法を紹介します。

ライブラリのインストール

qrcodeというライブラリを使用します。このライブラリを使えば、簡単にQRコードを生成して、それを画像ファイルとして保存することができます。

!pip install qrcode[pil]

作成したPythonコード

qrcodeライブラリのインポート:
- このステップでは、QRコードを生成するために必要なqrcodeライブラリをインポートします。
指定されたURLの設定:
- url変数にQRコードに変換したいウェブサイトのURL（この例では'https://murasan-net.com/'）を文字列として設定します。
QRコードオブジェクトの生成:
- qrcode.QRCodeを使用してQRコードオブジェクトを生成します。ここで、version、error_correction、box_size、borderというパラメータを設定しています。
  - versionはQRコードの型番を指定します（1から40までの範囲）。型番が大きくなると、より多くのデータを格納できます。
  - error_correctionはエラー訂正レベルを指定します。これにより、一部が損傷していてもQRコードを読み取ることが可能になります。
  - box_sizeはQRコード内の各ボックス（ピクセル）のサイズを指定します。
  - borderはQRコードの周囲のボーダーの太さをボックス単位で指定します。
URLデータの追加:
- qr.add_data(url)を使用して、QRコードに変換したいデータ（この場合はURL）を追加します。
QRコードの生成:
- qr.make(fit=True)を呼び出して、追加したデータに基づいてQRコードを生成します。fit=Trueは、指定されたversionに基づいて最適なQRコードサイズを自動的に決定します。
QRコード画像の生成:
- qr.make_image(fill_color="black", back_color="white")を使用して、QRコードの画像を生成します。ここで、fill_colorとback_colorを指定してQRコードと背景の色を設定できます。
画像の保存:
- 最後に、.save(img_path)メソッドを使用して、生成したQRコードの画像をファイルシステムに保存します。この例では、画像は/mnt/data/qr_code_murasan_net.pngとして保存されています。

import qrcode

# URLを指定
url = 'https://www.example.com'

# QRコードを生成
qr = qrcode.QRCode(
    version=1,
    error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_L,
    box_size=10,
    border=4,
)
qr.add_data(url)
qr.make(fit=True)

# QRコードを画像として生成
img = qr.make_image(fill_color="black", back_color="white")

# 画像をファイルに保存
img.save("/mnt/data/qr_code.png")