Raspberry Piは、小型で手頃な価格のマイコンボードで、さまざまなプロジェクトで利用されています。この記事では、Raspberry PiでC言語を使って文字列を表示する方法を解説します。
最近では言語習得の簡易さからPythonが用いられることがおおいですが、産業機器やハイパフォーマンス(特にハードリアルタイムシステム)が求められるシステムではC言語が優位です。
ぜひ、組込みシステム開発に活用してみてください。
ステップ1: C言語で文字列を表示するサンプルプログラムの作成
まずはコンパイルするCソースファイルを作成します。
以下に、C言語で文字列を表示するサンプルプログラムを示します。
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, Raspberry Pi!\n");
return 0;
}
main
関数が実行されると、コマンドラインに「Hello, Raspberry Pi!」と表示されるだけのシンプルなプログラムです。
ステップ2: Cコンパイラのインストール方法
Raspberry PiでCソースファイルをコンパイルするためには、GNU Compiler Collection (GCC) が必要です。以下のコマンドを実行して、GCCをインストールしてください。
sudo apt-get update
sudo apt-get install gcc
ステップ3: Cソースファイルのコンパイル方法
まず、上記のステップ1で示したサンプルプログラムをgcc-test.c
という名前のファイルに保存します。
その後、以下のコマンドを実行してCソースファイルをコンパイルし、実行可能なバイナリファイルを生成します。
gcc hello_rpi.c -o hello_rpi
これにより、gcc-test
という名前の実行可能ファイルが生成されます。このファイルを実行することで、サンプルプログラムによって表示される文字列を確認できます。
実行結果
実行結果は以下の通りです。gcc-test
というファイルを実行すると「Hello, Raspberry Pi!」という文字列が表示されました。
まとめ
この記事では、Raspberry PiでC言語を使って文字列を表示する方法を解説しました。
Raspberry Piは、その小型で多機能な特性から、IoTデバイスやロボット制御、ホームオートメーションなど幅広い分野で活用されており、多くのアプリケーションでC言語が使われています。
今後もこのブログではC言語のサンプルプログラムをたくさん公開していく予定ですので、ぜひGCCを活用してみてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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